えいご日日平安

つれづれなるままに 日暮らし 硯に向かひて

政治家は、sage(賢人)か?

「Go  To Travel キャンペーン」が、東京発着を除外して、22日から開始することが決まりました。旅行・観光業を支援するためという趣旨には賛成ですが、本当に今、旅行を促進しても良いのかなと心配です。また、除外は東京だけで良いのでしょうか。

 

以前、私は仙台に住んでいたことがあり、子どもたちを連れ、よく小岩井農場や八幡平などがある隣の岩手県に行きました。その岩手県は、未だ新型コロナ感染者がいません。温泉や緑豊かな自然が多い岩手県は、ただでさえ魅力的なところなのに、こんなキャンペーンをしてしまったら、もう結果が見えてきます。

 

私は、ドライブや旅行が好きでしたが、今はどこにもあまり行く気がしません。新型コロナのせいで、何かを楽しむという気持ちが、かなり薄れてきました。今は、今日の曲のように、思いきり深呼吸できる「空気」が欲しいです。

 

 


The Air That I Breathe (original) - Albert Hammond 1972.wmv

 

If I could make a wish

I think I'd pass

Can't think of anything I need

No cigarettes, no sleep

No light, no sound

Nothing to eat, no books to read

 

Making love with you

Has left me peaceful, warm and tired

What more could I ask

There's nothing left to be desired

 

Peace came upon me and it leaves me weak

So, sleep, silent angel, go to sleep

 

Sometimes all I need is the air that I breathe and to love you

All I need is the air that I breathe, yes, to love you

All I need is the air that I breathe

 

もし願い事をしても良いと言われても

私は敢えてしない

欲しいものが思いつかないから

タバコも睡眠も

光や音でさえもいらないし

食べるものも、読む本もいらない

 

君と確かめる愛は

穏やかで、暖かく、それと一緒に疲労感をもたらす

これ以上何を望めるのか

もう何も望むものはない

 

訪れた安らぎが、私を弱気にさせる

だから、おやすみ, おとなしい君よ、おやすみ

 

必要なものは、空気と君を愛することだけということもあるんだ

必要なのは、吸い込める空気と、そう、君を愛するということ

したいことは、息を吸い込むことなんだ

 

このイチかバチかの賭けのような「Go To Travelキャンペーン」の実施に当たり、宿泊施設に対する参加条件として、チェックイン時の検温、飲食・入浴施設等の「三密」対策の徹底、エレベーターの定期的な消毒や換気の徹底などを満たす必要があるとのことでした。浅学の私には、これでは単なる宿泊施設だけのクラスター対策にしか思えません。旅行者が皆、自宅から宿泊施設に瞬間移動し、観光も全くせず、また自宅に瞬間移動するなら、良いとは思います。しかし、いっせいに旅行をすることによって、当然『密」になりうる交通機関での感染拡大というのは、有り得ないことなのでしょうか。もしかして、私の家だけ、「どこでもドア」がないから、余計な心配をするのでしょうか。

 

そう言えば、安倍首相が、新型コロナ感染拡大で実施が懸念されている「Go To ……」キャンペーンについて、「高い緊張感を持って注視している」と記者団に語ったという記事がありました。えっ、「注視」?、何もせずに傍観しているということなの、と思っていたら、小池都知事が、16日午前の取材の中で、「途中経過ですが、(今日の感染者数は)280台に乗せるだろうと……」というニュースもありました。「乗せる」という、感染者数を恣意的に調節しているかの表現に、私は恐怖を感じました。以前より、若者の言葉遣いが気になるという人も多いようですが、私は「わ●●●」ではなく、「ば●●●」の言葉遣いが気になって仕方がありません。