えいご日日平安

つれづれなるままに 日暮らし 硯に向かひて

二子玉川は「にこたま」?ふ〜ん

他所の国の事を語れる日本ではありませんが、、アメリカでは新型コロナの感染拡大が続いています。7月19日現在ニューヨーク州が41万人と最も多く、次が39万人のカリフォルニア州となっています。カリフォルニア州ではマスク着用を義務付ける一方、感染拡大が止まらない為、レストランや映画館の屋内での営業禁止措置を取ったようです。洋楽を好んで聴いてきた身からすると、カリフォルニアはイメージ的に憧れていた場所の一つなので、燦々と太陽が輝く中、皆マスクをしているニュース映像を見ると、どこか寂しい感じがします。

 

カリフォルニアをテーマとした曲は色々とあります。今日は、いささか季節外れですが、カリフォルニアへの憧れを歌った"The Mamas & Papas"の"California Dreamin'"にします。

 


ママス&パパス / 夢のカリフォルニア

  

All the leaves are brown and the sky is gray

I've been for a walk on a winter's day

I'd be safe and warm if I was in L.A.

California dreamin' on such a winter's day

 

木々の葉が一様に茶色に変わり、空もグレーに

冬のある日、街をそぞろ歩く

ロサンゼルスにいれば、何事もなく、暖かく過ごせるのに

カリフォルニアを夢見てしまう、こんな寒い日には

 

日本人の中に、カリフォルニア州に憧れを持つ人が少なくないだろうな、と思うのは、洋楽の邦題に表れているのかなと思います。上の曲は「夢のカリフォルニア」、アルバートハモンドの「カリフォルニアの青い空」、スコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」と、色々あります。また、日本人以外の人達にとっても、カリフォルニアは特別なのかも知れません。例えば、"Billy Joel"の"Los Angelinos" 、"Manfred Manns Earth Band"の"California"、"America"の"Ventura Highway"、"Bob Seger"の"Hollywood Nights"、などなどあります。是非、日本はもちろんの事、カリフォルニアもなるべく早く感染が収束して、マスクを着用しなくても良い日常になれば、と思います。

 

今では、その様に言う人はいないと思いますが、数十年前には、ロサンゼルスを「ロス」と、格好つけて言う人がいました。「ロス」はスペイン語の定冠詞なので、"the"のようなものです。カリフォルニア州が元メキシコ領だったこともあり、地名にスペイン語の冠詞で始まる所が多くあるのは、ご存知の通りです。前述のように、定冠詞を地名のように言う人が、ネバタ州のラスベガス、とロサンゼルスとサンフランシスコを旅行して帰って来たとして、友人からどこを旅行してきたかを尋ねられたら、このように言うのでしょうか。「えーと、『ラス』と『ロス』と『サン』かな」。う〜ん、滑稽ではありますが、"last lost son(最後に失われた息子???)"と聞こえないこともないので、意味はともかく、英語を話しているように聞こえるところは、格好つきます。